連絡はマメじゃない、わたし。
連絡はマメにしたい、荻野さん。
電話が嫌いな、わたし。
電話が好きな、荻野さん。

真逆だったけど、
メールで連絡をくれたり
返事を催促しない荻野さんは
わたしに合わせてくれているように感じた。


その後も、頻繁にごはんに行ったり
映画をみに行ったり
カラオケに行ったりもした。

歩くときは、何となく距離が近かったし
手や肩が触れても気にしなかった。

わたしは敬語のままだったけど、
荻野さんのしゃべり方は
緩くフランクになっていた。