その瞬間、 春佳が目を覚ました。 『ん……っ、荻野さん! 気付いたんですか?大丈夫ですか?』 「え、あぁ……まぁ、」 『よかった……本当によかった!』 「うぉ、」 春佳に抱き着かれて、 耐えきれずベッドに倒れ込んだ。 『よかった……』 泣いているのか、声が震えていた。 「春佳……」 『荻野さんのバカ!』 泣いているのかと思えば、 すごい剣幕で怒られた。 *