「いいか。戻るときは右足か、左足から、
一気にやると痛いからな。」
新は口は悪いけど、優しい。
「〜〜だ。・・・。おい。聞いてるのか??」
ドキッとして、
「え。なっ・・・。何が!?」
はぁ。とため息をつかれて、
大きめの声で言われた。
「お前は何を考えていたんだ!
運動会も目の前なんだぞ!ちゃんと聞け!」
ビクッっとして、
「はい!!」
と言うと、新の笑い声が聞こえた。
「あははっ。そんなにビクビクすんなよ。
別にお前を食うわけじゃないだろ。
ったく。いつも面白いよな。」
と言われながら、頭を撫でられた。