それを聞き4人が刀を抜き、竹刀の奴を囲む。
 ふざけている。強くてもあの背丈、たぶん子供だ。
 そんな子供相手に、大の男4人がかり、卑怯にも程がある。
 だが、竹刀の奴はさっきと同じぐらいの速さ(より少し速い)で
 4人の急所を撲った。終わったかと思ったが4人中2人は起き上がる。
 竹刀の奴は振り返るが、ふらりとその場にしゃがみ込んで目元を
 押さえる。刀傷の所だ。
 すぐに立ち上がったが、ふらふらしている。
 それを見て男たちは一斉に斬りかかっていく。