すると土方さんが
 「おい、総司、平助、斉藤、こいつ強いか?見てたんだろ?」
 「けがしてあれだけ出来るんだから、万全な状態だったら
  すごいでしょ?きっと」
 と、沖田さん。
 「竹刀だけど、あれだけ躊躇なく出来るんだ。しかも、あのやられた
  奴ら急所以外撲られてない。相当だと思うぜ。」
 と、藤堂さん。
 「あの時の俊敏な動き、かかってきた相手の後ろを一瞬にして取りました
  動きに無駄がありませんでした。強いと思われます。」
 と、斉藤さん。
 『皆さん、光栄です。ありがとうございます!』
 と僕は、お礼を言う。
 「だが、俺は実際に見てない。一度直接見て決める。
  いいよな?近藤さん」
 「ああ、もちろんだ。」
 「道場に来い!」
 『着替えていいですか?制服じゃ無理です。』
 「許可する」 
 どんだけ威張ってんだよ!
 『ありがとうございます...』
 『どこで着替えればいいですか?』
 「平助、お前の部屋貸してやれ、ついでに袴貸してやれ!」
 『袴は持ってます。竹刀も自分の使いますので。
  藤堂さん、案内お願いしてもよろしいでしょうか?』
 「お、おう...!ついて来い!」
 『よろしくお願いします』
 僕は、着替えに行った。