「はじめまして、蓮見海人です」
「僕は二男の空人です」
蓮見さんの態度が明らかに違うのが私にも分かる。
それに、二人の蓮見さんに対する態度も。
「ささ、お食事にしましょ~千草ちゃん、こっちよ」
「あ、はい!」
海外の昔話に出てきそうなくらいの大きくて立派なお屋敷。
ついあたりをじろじろ見まわしてしまう。
大きな絵画、綺麗な花瓶には色とりどりの花がさしてある。
うちとは比べ物にならないくらいのお金持ちなんだと、
今更気がついてしまった。
「あまりよそ見してると転ぶぞ」
ぽんっと肩を叩かれた。蓮見さんがいつもの笑顔で私を見る。
「蓮見さんの家ってすごかったんですね」
「全部母の趣味だ。俺は和風の家がいいけどな」


