「おはよう、お父さん、おかえりなさい」
「ああただいま、元気だったか?」
「うん、大丈夫だったよ。それでねお父さん実は相談があるんだけど」
「おお!雪村さん!こんなところに!」
せっかく相談したかったのに、
現れた蓮見さんのお父さんによって会話がさえぎられてしまった。
「おはようございます、蓮見さん。今日はすまないね」
「いやいやもう既にお互い親戚になるんだ、気にしないでくれ」
「ありがとう」
「千草さんも、ようこそ、蓮見家へ」
相変わらず笑顔の素敵な蓮見さんのお父さん。
我に返ってお辞儀をする。丁寧に、上品に。
「こちらでございます」
後ろからやってきた蓮見さんが私たちを案内してくれ、
お父さんの後に私が続く。
二人は何やら仕事の話をしているみたいで、私は入ってけない。
せっかくの相談するチャンスが!どうしよう..
家の中に入ると、蓮見さんのお父様、お母様、それから
二人のお兄様が立っていた。


