朝止めてあった所に蓮見さんの車が止まっていて、 私をみかけると蓮見さんは車から降りた。 「あ、あの蓮見さん」 「すげえ顔だな」 人がこれから真剣な話をしようとしているっていうのに! 「すみませんね、ひどい顔で」 すっと手が私の頬に触れた。 「泣いたのか?」 「人の顔、あんまり見ないでください」 「何かしたのか?」 「何って..」 どこから言えばいいのやら.. でも何も言わないわけにはいかないし。 少し考える私を蓮見さんは黙って見ている。