とりあえず、それ以上何もいうことはなかったので、
蓮見さんは再び車を走らせた。
これを持って、どこにいくつもりなんだろう?
見たことのない景色がどんどん広がっていく。
私の知らない世界がたくさんで。
都会なんて正直あまり来させてもらえなかったから、すごく興奮している。
若い女の子たちが短いスカートはいて楽しそうに話していたり。
男の子と女の子が手をつないで仲良く歩いていたり。
「そんなに外の世界が面白いか?」
「はい!!」
し、しまったっ..笑顔で答えてしまった。
蓮見さんは一瞬ぽかんとなって、それからいきなり笑いだした
「お前の笑うところ、初めて見た」
そんな、人が今まで笑ったことがないみたいな言い方。
とてもとても失礼なんですけど?
「あ、また不細工な顔に戻った」
「どうせ!不細工ですよ!」
「せっかく可愛いカッコしてんのに」


