「別に言ってもいいと思うけど」
「あ、あなたには関係ないと思いますが?」
「関係はある」
そういうと、車がいきなり止まった。赤信号で止まっただけだけど。
いきなりこっちに視線を向けるんだもん。びっくりしてしまう。
「な、なんで関係あるんですか?」
怯んじゃだめだ、しっかりしないと、私!
「だって、俺たち、夫婦になるんだし。隠し事はなしにしたいし」
「あなたと夫婦になるなんて一言も言ってないですけけど。私」
「そういう決まりになってるんだ。諦めろ」
車はいつの間にか私の家の前に着いていた。
下りようとする私の腕を蓮見さんがつかんだ。
「明日、絶対だからな」
「どうしても、いかなきゃいけないんでしょうか」
「当たり前だろ」


