「ごめん、昌ちゃん、カフェはまた今度でもいい?」
両手を合わせて謝る私に、なぜか笑顔の昌ちゃんと宝生君。
「大丈夫大丈夫、いってらっしゃい」
「ありがとう」
その笑顔を理由を聞く前に蓮見陸人に無理やり車に乗せられてしまった。
「お前隠してるんだって?自分の家が金持ちって事」
「はい、言ってないです」
「ふーん」
何がふーん、よ!あなたのせいで全部バレたかもしれないじゃない!
あぁ、月曜日からどう過ごしたらいいのよ。
「何、怒ってんの?」
「あ、当たり前じゃないですか!怒りたくもなりますよ!
こんな、こんな勝手に人の世界に踏み込んできて、どういうつもりですか?」
「結構ずばずばとしゃべるんだな。もっと大人しいイメージだったけど」
「私だって、怒りますし、言います!」
「うんうん、いいね、そういうの、嫌いじゃない」
嫌いじゃないって、私は大嫌いなんですが、あなたみたいな人!


