腹黒王子様とお見合いした結果



「行くよ、千草!」
「はぁい」



今こうして考えていても仕方ない。
中条君の事はとりあえずおいておいて、
今は学校行事を楽しもう!


オリエンテーリングは無事に終わった。

わたし達グループは学年の3位という好成績を残して、
なんと景品までもらってしまったのだ。


しかも、遊園地の割引券….

4枚。周りのみんなからまた行ったら感想訊かせろよ~と
かからかわれて一日目の行事は終了した。



晩ご飯は各班でカレー作りで、わたしと中条君はお料理担当。
昌ちゃんと宝生君はご飯担当に分かれた。



じゃがいもとニンジンを切りながらもわたし達の会話はなくて…



ふと隣にいる中条君を見てしまう。


男の子なのに、というのは偏見だけれど器用に皮をむいていく中条君。


わたしも頑張らないと。皮を剥いたじゃがいもを切った時だった。
気合が入りすぎたのか、指先を切ってしまったのだ。

「痛っ..」
うっすらとにじむ血をみながらばんそうこうってどうするんだっけ?っと先生を探していると、中条君が急にわたしの手をとった。