はっとして目を開くと、真っ白な天井が視界に入った。
それと消毒液のにおいがする。
「千草!千草!」
昌ちゃんが目に涙をいっぱいためて私の名前を呼んで、
宝生君がほっとしたように私を見ている。
「先生っ!雪村が目を覚ましました!」
すぐに宝生君が先生のところに言いに行く。
昌ちゃんがぎゅっと私の手を握った。
「千草、倒れたんだよ、覚えてない?」
「そっか。私、倒れたんだ」
そりゃそっか。ご飯も食べてないし、寝てもいないし。
「目が覚めたのね」
「先生、ありがとうございました」
「お礼なら宝生君に言いなさい。
それとちゃんとちゃんとご飯食べなさい。
聞いたわよ。あなた食事ほとんど取ってなかったんですって?」
「すみません..」


