私が髪を乾かしている間にコウくんもシャワーを浴びていたみたいで、ベッドに戻ってもコウくんはいなかった。
ベッドに横たわって、コウくんの枕を抱きしめる。
コウくんの匂いだぁ・・・。
とっても、安心するの。
コウくんの香りに包まれると胸がぎゅうぅうってなって、なんだか切なくて、愛しさが溢れて仕方ない。
「・・・コウくんのこと、大好きすぎてどうしよう・・・」
コウくんの枕に顔を埋めて、なんだか私変態さんみたいだ・・・。
「枕じゃなくて、俺に直接言ってよ」
「ひゃあっ!?」
急にお腹に腕が回ってきてびっくりした。
・・・コウくんだ。
「なぁ、知らないの?俺の方が紗絵のこと大好きすぎてどうしようもないの」
耳元で、コウくんの声がする。
後ろから抱きしめられてるせいか、なんだかすごくドキドキしちゃう。
「紗絵より年上のくせに、全然余裕ねーの。紗絵のこと奪われたらどうしようってビクビクしてんだよ、俺」
そんなこと・・・知らなかった。
コウくんはいつだって大人に見えて、見守るような気持ちで私のことを見ているんだと思っていた。
「奪われるわけ、ないよ・・・」
お腹にまわってるコウくんの腕に手を重ねれば、さっきよりもコウくんの腕に力が入ってもっとピッタリコウくんとくっつく形になる。
「いーや、爽やかな少年にいつ紗絵が靡くか分からんよ?」
「コウくん、おバカさんだね」
本当に、バカだよ。
私の目にはコウくん以外、男の人にみえないのに・・・。
「コウくんしか好きじゃないよ・・・コウくんしか、見えないのに。たとえ、誰かと比べたとしてもコウくんがぶっちぎり一位だよ・・・」
「・・俺も、紗絵だけだよ」
少し掠れた声で呟いたコウくんは、首元にキスを落としてくる。
「コ、コウくん!?」
恥ずかしすぎるよ、こんなの~!!
体、熱い・・・。


