モヤモヤした気持ちを洗い流すようにシャワーを浴びる。
だけど、頭のなかの霧はどんどん深くなるばかり。
比べたって仕方ないのは分かっているのに、どうしても恵さんが頭から離れないの。
この気持ちは、どうしたらいいのかなぁ・・・。
コウくんが、私に触れてくれたら。
コウくんに、抱いてもらえたら。
この気持ちは消えるのかな。
私は安心出来るのかな。
「ん、あがった・・・か・・・紗絵!?」
ベッドに腰掛けて、雑誌を読んでいたコウくんが私をみて目を見開いた。
「どどどどどした!?着るもん忘れたのか!?」
「ちがう・・・。ちがうよ」
「紗絵・・・?」
バスタオルしか巻いてない私を見て、慌ててる。
「とりあえず、なんか着るもんを・・」
目、そらされちゃった・・・。
やっぱり、魅力ないよね。
私の幼稚な体じゃ恵さんに太刀打ちできない。
「ダメ・・・?今の私じゃ、ダメ?」
「紗絵、泣いてんのか?」
どうしよう、こんなつもりじゃなかったのに涙が溢れてきた。


