君の全てを誰よりも愛そう



コウくんと手を繋ぎながら、タクシーで家まで帰った。


本当は私の家はアパートの一階なんだけど・・・。


名目上の私の家はコウくんと私の物置状態になっていて、今日も二階にあるコウくんのお家へと帰る。



「あれ、なんかすごくキレイだね?」



一日ぶりに帰ってきたら、お家がピカピカになっていた。



「あぁ。今日は紗絵はゆっくりする日だから、昨日のうちに家事は済ませたよ」



コウくんって本当に出来た彼氏だなぁとつくづく思う。


家事くらい私がやるって言ってるのに・・・。


いっつも一緒にしてくれる。


コウくんのその気持ちがとっても大好き。



「んーと、ほい!」

「スポーツドリンク?」

「水分補給して、寝るぞ!!」



コウくんは家につくなりキッチンへと足早に消えて、帰ってきたときにはコップ一杯分のスポーツドリンクを持ってきてくれた。



「ふふっ!帰ってきたばっかりだよ?」

「ん。でも、紗絵まだ寝不足の顔してんよ?」



確かに寝たけど、夢のせいでなんだか寝た気がしなかった・・・。



「ありがとう」

「寝室はクーラーいれてあるからな~。着替えて寝ろな?」



飲み干したコップをコウくんが自然に受け取ってくれて、ニカッっと笑う。


コウくんのその笑顔を見るたびに、私の胸はキュンって少し苦しくなる。



「寝る前にお風呂入って来る・・・」

「あ、そっか!昨日入れてないんだったな?いっといで。あ、ついでにこれ洗濯機入れといてくれるか?」

「うん。行ってくるね」




お風呂に入るだけなのに、ちょっと寂しいって思ってしまう私は重症かもしれないなぁ。