君の全てを誰よりも愛そう





近藤に言われたままやってきた場所は、スーパーの平面駐車場だった。


隅の方に男女合わせて7、8人くらいの集団がいる。


21時を回っていて客はまばらだし、あんな柄の悪い奴らがいたら誰も寄り付かないだろうな。


完全に悪目立ちしてる。



「タクシー代払うし、先帰ってるか?」



近藤をこんなことに巻き込むのも気が引けるからそう言ったのに



「いえ、俺も佐伯のことほっとけないっすから」



なんとも力強い返事をされて、一緒にタクシーを降りることに。


紗絵を閉じ込めた奴らがいる集団に二人で近寄った。



「浅井、鈴村」



近藤が二人に声をかける。



「あ、近藤・・・」

「あんたは・・」



気まずそうにこっちをみた二人。


俺に気づいたのか少し後ずさった。



「よう、さっきぶりだな。浅井さんに鈴村さん?」



笑顔で近づく俺に対して目をそらして仲間の後ろに隠れるようにする二人。



「お前らなんだよ!こっちくんじゃねぇよ!」



二人と一緒にいた男らが男気みせちゃってメンチきってくる。


ふ。


そんなんでビビると思ってんじゃねぇぞ。


ガキに付き合ってる暇はないんだよ。