君の全てを誰よりも愛そう




「これ、俺が部活用で持ってきてたスポーツドリンクとでっかいバスタオルです。あと・・フェイスタオル濡らしてきたんで・・・」

「助かるよ、ありがとう」




これなら紗絵のこと冷しながらいけるし、タオルで覆ってやれる。




「目立たないで学校から出れるとこあるか?」

「あ、案内します」




紗絵は大事にするのを嫌がるだろうからな。


つっても、さっき近藤に先生に言うように頼んだしなぁ。



「あの、先生のことは大事にならないように俺から言ってみます・・。俺がもっと早く気づけてれば佐伯は・・」

「いや、近藤のせいじゃないよ。かなり助かった。俺だけじゃこんな早くみつけてやれなかったよ」



かなり落ち込んでるな・・・。


てか、近藤。


やっぱり・・・お前、紗絵のこと好きだろ?


爽やか少年が恋敵になるとは・・。


でもその近藤の恋心のおかげで紗絵のこと見つけられたんだ。


だから、今のとこは感謝するしかないな。




「じゃあ、明日は紗絵のこと休ませるから。いろいろと迷惑かけたな」

「はい。あいつらは・・・」

「今日はあいつらに説教するどころじゃないからな・・。それはまただ」

「分かりました。お気をつけて」




タクシーがくるとこまで一緒に来てくれた近藤とはここでお別れだ。


今度ちゃんとお礼しないとな。