君の全てを誰よりも愛そう




たどり着いたところにあったのは、カーゴ色の収納ボックス。


ガタガタと動いていたのはこれだったのか。



「今出してやるから!近藤、電気つけてくれ」



両端のロックを外してふたを開ければ・・・。



「紗絵!!大丈夫か!?」



足を丸めて、手と足を縛られた紗絵がいた。


口にはタオル・・・。


ふざけやがって、あいつら・・・。



「コウくん・・!!」




紗絵をボックスから出してすぐに縛られていた縄とタオルをとってやったら、紗絵が抱き着いてきた。




「ごめんな・・助けるの遅くなって・・・・」




ぎゅっと抱きしめた紗絵が震えている。


怖かったよな、苦しかったよな・・・。


こんなところに閉じ込められて。


クソッ。


やっぱり学校で何かあったんじゃねぇか。


俺が・・・もっと強く聞き出してればこんなことにはならなかったはずなのに。