君の全てを誰よりも愛そう




「ん~おっそいな」



やっぱり紗絵のことが気になって、いつもより早く迎えにきちゃってる俺。


授業はとっくに終わってるし、下校してる人子もたくさん。


いつもならすぐに出てきて俺のとこに駆け寄って来るのになぁ。



「佐伯の兄さん!!」

「えっと・・。君、写真とってくれた子だよね」



正門で紗絵のことを待っていたら昇降口のほうから爽やか少年が走ってきた。



「近藤っす!・・佐伯、まだ帰ってないんですか!?」

「紗絵?いつも迎えにきて一緒に帰るから今日も迎えにきたんだけど・・・」

「・・マジですか」



近藤がただならぬ雰囲気を出して何か考えこんでる。



「紗絵に何かあったのか?」

「実は、体育の授業の後から・・佐伯いなくて。荷物は教室にあったから・・・」

「・・・は!?」



慌てて携帯を確認したけど、紗絵からの連絡はない。



「保健室とかは?」

「いなかったです・・。佐伯、なんかあったのかな」



あったのかな、じゃねぇ。


あるから今この状況なんだろうが。



「近藤、悪いけど君は先生に協力してもらって女子更衣室とか女子しか入れないところみてきてもらってくれ。俺も探す」

「分かりましたっ!」



それだけ言って、俺は走り出す。


紗絵、なんかあった?


やっぱり・・・あの時なんとしても聞き出すべきだったのか?


紗絵・・!!