なんかすごく紗絵に会いたくなって俺はすぐに帰宅した。
当たり前だけど、紗絵は寝てる。
自然と二人で寝るようになったベッド。
右が俺で、左は紗絵が寝るから紗絵はいっつも左側に寄って寝ている。
俺がいない時でもそうしてる紗絵が無性に可愛い・・・。
「紗絵・・・」
ただいまのキスを額にしてシャワーを浴びた。
俺が、紗絵のことを好きなくらい・・恵さんも俺を好きでいてくれたのだろうか。
もしそうだったらって考えると息がつまりそうだ。
本当に好きで大切にしている人に見向きもされず、自分のことを分かってもらえなかったら苦しいに決まってんだ。
俺だったら耐えられなくなって別れを告げる。
・・・だから恵さんは俺に別れを告げてきたのか。
苦しくなって離れてみても、心の中に残ってる愛情を消すのはそう簡単なことではないのだろう。
ガキだった俺は、彼女だった恵さんを最初から最後まで大切に出来ていなかった。
だから・・諦めないと言った恵さんと誠心誠意向き合っていくしかねぇよな。
紗絵にも、話をしよう・・・。
本当に大切にすべき相手に誤解を与えたくはないから。


