君の全てを誰よりも愛そう





紗絵と一緒に正門に向かう。


やっぱみんな正門で写真撮ってるから混んでんな~。



「ねぇ、コウくん」

「ん?」

「誰に撮ってもらうの・・・?」



誰にって・・・



「俺だろ・・って、一緒に写れない!?」

「だ、誰かに頼もう!」



紗絵と二人で誰か撮ってくれそうな人を探してキョロキョロ。



「佐伯~何してんの?」



後ろから紗絵を呼ぶ声が聞こえて二人で振り返った。



「あ、近藤くん。写真誰かに撮ってもらおうかと思って、探してたの」

「よければ俺が撮りますよ!」



爽やか少年が俺に爽やかスマイル。


い、いい奴だな。



「ありがとう。助かるよ」



デジカメを渡して紗絵と二人で【入学式】って書かれた板を挟んで立った。



「1+1は~?」

「「にぃ~!」」


なんちゃって。



「近藤くんだっけ?ありがとうね。明日から紗絵のこと友達としてよろしくな~」

「了解っす!俺、佐伯と仲よくなりたいんで!是非」


ニカッと笑う近藤はめっちゃ爽やか・・。


友達として!だからな・・。



「コウくん!行こう!お腹すいちゃった。近藤くん、写真ありがとうね」

「だな。じゃあ、本当ありがとうな近藤くん」



爽やか少年近藤と別れて車に戻ってきた。