君の全てを誰よりも愛そう




高校卒業間近。


俺は佐伯と市川さんと三年生も同じクラス。



「今日のお夕飯どうしようかなぁ」

「兄さんの好きなもんでいいんじゃね?」

「う~ん!コウくんなんでも好きって言うんだもん」



道でばったりあった佐伯と一緒に登校。


佐伯は相変わらず兄さんとラブラブで。


そんな佐伯を見ても、胸が痛まなくなった。


佐伯が幸せそうにしていることが俺も嬉しいんだ。



「近藤くん、おはようございます」

「はよ!市川さん」



市川さんとの挨拶はもう日課になってる。


朝一番に市川さんの笑顔をみるとなんだか今日も頑張ろうって気になるんだよな!


市川さんの笑顔はそんな笑顔。



「佐伯さんも!おはようございます」

「おはよう市川さん」



実は佐伯と市川さんもちょっと仲良しになってたりして。


べたべたくっついているような友達ではないけど、お互いをちゃんと友達だって思っているのは分かる。


丁度いい距離感の二人だ。