君の全てを誰よりも愛そう



「どうした!?」



俺がいることにかなり驚いたらしい兄さんは俺のところまで軽くかけてきてくれた。


佐伯の容体を聞けばやっぱり熱中症だったみたいで。


兄さんに事情を説明すると今からあいつらがいるであろうスーパーへと向かうことになった。


兄さんは自分一人で話をつけるから、先に帰っているかと尋ねてくれたけどそれは断った。


出来れば俺が、佐伯のために何かしたいんだ。


ここで帰るわけにはいかない!



「浅井、鈴村」



そしてついた、平面駐車場。


隅の方を占領している明らかにはた迷惑な集団の中に浅井と鈴村がいた。


普通に印象悪いだろ、そんなことしてたら・・・。



「あ、近藤・・・」

「あんたは・・」



俺と兄さんに気が付いた二人は明らかに動揺していた。



「よう、さっきぶりだな。浅井さんに鈴村さん?」

「お前らなんだよ!こっちくんじゃねぇよ!」



兄さんの言葉に集団の中の一人の男がそう言った。


精一杯の威嚇をしているつもりなんだろうけど、俺には笑顔で話を続ける兄さんの方が何倍も怖い。


それに、そのくらいの言葉で・・・俺たちの怒りをどうにか出来ると思っているなら大間違いだ!



「君に話はない。後ろの子に話があるだけだ。別に乱暴するつもりはないから・・・こっち来てくれるよね?」

「そんな言葉鵜呑みに出来るわけないだろ!おっさん!」

「・・・なら、警察に通報するしかないぞ?いいんだな?」

「おい、何やったんだ?警察って言ってんぞあのおっさん」

「・・・い、行けばいいんでしょ!?」



俺も言いたいことはたくさんあったけど、兄さんがうまい具合に二人を連れだすのに成功した。


俺、めっちゃ無力だ・・・。