市川さんにあることをきいて、俺は病院へとやってきた。
多分だけど・・・佐伯は中学から近い一番デカイ病院に行ったんじゃないかと思って。
ここにいる確証はないからタクシー乗り場付近でずっと待ち続ける。
面会時間が終了しても出てこなかったら諦めるしかねーかな。
ピロリン♪
携帯のメール受信の着信音が耳に届いた。
ポケットから取り出して確認すると差出人は市川さん。
さっき頼んだことを調べてくれたんだな・・・。
本当にありがとう。
「えっと・・大型スーパーの平面駐車場か・・・!」
さっき市川さんに浅井と鈴村が放課後よく行く場所とか知らないかって聞いたんだ。
どっちかっていうと市川さんは大人しいタイプで浅井と鈴村と絡んでいるとこはみたことなかったから、知らないと思ったんだけど・・・。
意外にも共通の友達がいるってことでその子に聞いてくれると言ってくれた。
本当、今回は市川さんに助けてもらいっぱなしだな!
俺が市川さんにこんなことを聞いたのは・・・浅井と鈴村のことをちゃんとしたかったから。
佐伯に何も出来なくて、助けることも出来なくて。
佐伯が兄さんに縋りついている姿をみてから、後悔の念しか湧かなくて。
俺が俺なりに佐伯に何かしてやりてぇって思ったから・・・。
きっと兄さんだって決着をつけたいと思ってる。
「あ、佐伯の兄さん!」
面会時間が終了して十分たったころ、兄さんは入り口から姿を現した。


