君の全てを誰よりも愛そう




それからというもの。


すっかり俺は佐伯の友達としての立ち位置が板についてきている。



「佐伯~今度の遠足俺と野瀬と同じ班にならん!?」

「いいよ~」



お昼も一緒のことが増えてきたし。


結構いい感じだと思うんだ!!


他の奴らと比べるとだけど。


けど・・・。



「今日部活休みの日だから野瀬たちと遊んで帰ろうってなってんだけど、佐伯もどう?」

「あ・・ごめんなさい。今日は家でやることがあるから」

「そっか。じゃあ、また今度」



放課後に遊びに誘うも佐伯が来てくれたことは一度もなし!


学校が終われば颯爽と家に帰って行く佐伯。


その瞬間が一番うれしそうにも見えるんだよな・・・。



「近藤、今日もフられたな」

「はは!まだこれからだし!」



野瀬だってフられ組だろ・・・。



「近藤~ちょっといい?」

「えっと・・・浅井だっけ?」



佐伯も帰ってしまったことだし、俺も帰ろうとしていたら一人の女子に声をかけられた。



「そう!あのさ、聞きたかったんだけどぉ・・・佐伯さんと付き合ってたり、するの?どういう関係?」



同じクラスの浅井だ。


必ずクラスに二人はいるギャルの一人で、今のクラスでもやっぱりちょっと目立っていて、


佐伯とは違う雰囲気の女子だ。



「どういう関係って、めっちゃ大事な友達だ!」

「そっかぁ!分かった、ばいばい!」



俺の言葉に満足げにさっていった浅井。


それにしてもなんであんなこと聞くんだ?



「あいつ、お前のこと好きなんだな」

「え?」

「だから、浅井はお前のこと好きなんだよ。だからあんなこと聞いてんだろ?」



野瀬・・・俺と浅井の話聞いてたのか。



「んなの分からないぜ?俺別に浅井の口からきいてねーもん」

「ま、そいうとこなんだろうな」

「え?」



野瀬はまたわけの分からんことを・・・!


まぁ、クールだからな野瀬ちん。