君の全てを誰よりも愛そう





「お、佐伯だ!」



今日も部活の朝練で早めの登校。


日課になった花壇観察のために窓際に近寄れば、花壇の世話をしてる佐伯。



「あれ?なんか違う気がする」



雰囲気が・・・和らいだ?


花に向けている笑顔がいつもの笑顔じゃなくて、もっと柔らかい笑顔で。


なんだかあたたかいような・・・気がする。



「何か良いことあったんかなぁ~?」



佐伯は周りとあまり関わらないタイプだから、佐伯のことはよく分からないっちゃ分からない。


だけどなんでかな。


今日の佐伯はすっごく柔らかい雰囲気を放っている気がするぞ!


何か良いことがあったんなら、良かったな佐伯。


・・・この時の俺はまだ何も分かっていなくて、呑気に構えていた。



「いつか俺にもあの笑顔で笑いかけてくれるといーな!!」



なんてな!