君の全てを誰よりも愛そう




「今度日本に帰ってくるときは紗絵にあわせるよ」

「楽しみにしてるわね!!元気にやるのよ~」

「本当はすぐにでも会いたいんだけど、ダディこれから仕事なんだよ・・残念」



久しぶりの両親と再会したけど、多忙な両親は日本でも仕事を抱えているわけで。


面と向かって話せる時間はほんの少しだ。


それでも俺は両親をちゃんと親だと思うことが出来る。


愛されてるんだって分かるからな。



「さて、俺も紗絵のとこに戻ろう」



車に花束をつんでポケットに四角い箱をいれる。


アクセルを踏み込めば、いつもより少し重く感じた。


ちょっと緊張してんのかもな・・・。


最初で最後のプロポーズ。


人生で一度きりのことだからさすがに緊張するっての。


もしかしたら断られるのかもとか思っちゃう俺がいるし。


なんてたって紗絵はまだ18歳なわけで。


すぐに就職なんか決めてきちゃうから自立したいとか思ってるのかもしれない。


俺の傍を離れる準備してんのかなー?とか思ったり。


けど、俺が結婚したいと思うのはこの先ずっと紗絵だけで。


今すぐにでも一緒になりたいと思ってるのは俺の我儘なのかもしれないけど。


くそ~。


結構緊張しちゃってんな俺。


心臓の音が心なしか速くなってる気がする。