「コウくーん、起きて?」
んぁ~?
なんか頬にやらかい感触が・・・。
気持ちいいし、もうちょいこのまま・・・。
「コウくん!遅刻しちゃうよ~!」
めっちゃ揺さぶられてるぞ~。
頭がぐわんぐわん・・・。
「んぁ!?紗絵!」
目を開ければ目の前に紗絵の顔。
てことはさっきの頬の感触は紗絵の・・・。
「やっと起きた!」
「あ、今日紗絵の卒業式だな。よっしゃ準備すっか」
「本当にお仕事休んじゃって良かったの?」
「ん?紗絵の晴れ舞台だからな。こっちのが大事な」
今日で紗絵の制服姿も見納めか。
時が流れるのは早いな。
「紗絵こそ、本当に就職で良かったのか?今からでも進学したっていいんだぞ?」
紗絵は高校を卒業して、就職することを選んだ。
本当は進学したいんじゃないかと思ってたし、もし進学するなら・・と俺もそれように貯金をしてたんだけど。
結局紗絵は自分で選んだ道だからと就職先を見つけて来た。
四月からは共働きになる。
だから・・・その前に・・。
「コウくん、朝ごはん何がいい?」
「紗絵の味噌汁がいいかな」
っと、紗絵がご飯準備してくれてる間に俺も準備しないとな。


