「なんで、俺の家に・・・」
「高木の友達の田中くんに聞いたのよ」
「何しに来たんですか?」
「連絡くれないから来たのよ」
あのメモ・・・やっぱりそういうことだったんだ。
「連絡する必要がないから、しなかったんです」
「あたし、言ったわよ。そう簡単に諦められないって・・・。高木の彼女って、高校生なんでしょう。それも一年生」
「それがなにか問題でも?」
ど、どどどどうしよう。
コウくんのこと、奪いに来たのかな・・!?
「あたしが・・・このこと学校にいったらどうなるか、分かるわよね?」
「・・・・・」
「未成年と同棲。しかも学校に許可を得ることもなく・・・」
「つまり、何が言いたいんですか」
「彼女にしてくれとは言わないわ。だけど・・・このことを黙っておく代わりに、あたしを二番目にして」
恵さん・・・本気で言ってる・・よね?
二番目だとしても、コウくんは渡せないよ。
どうしても・・・。
「子供よりもあたしの方が楽しませてあげられるわよ?だから・・・」
「ダメです!!!!!」
部屋を飛び出して、玄関まで急ぐ。
恵さんに腕を掴まれていたコウくんの腕を抱きよせて、
恵さんとコウくんの間に入り込んだ。
「ごめんなさい!!私が子供だからコウくんのこと満足させてあげられてないかもしれないし、楽しませてあげられてないかもしれないです・・!だけど、コウくんだけは譲れないです!」
今まで、こんなに声をだしたことはないかもしれない。
こんなに必死になったことは・・・なかったのかもしれない。
だけど、恵さんの目をみたら本気なのが分かったから・・。
私だって本気で立ち向かわなきゃいけないんだ。


