君日記

「それでね…って慶太聞いてる?」

なんだあいつ、ずっとこっち見てた気が…
しかも俺のタイプだしドストライクだし

色白で焦げ茶のゆるく巻いたロングヘアー
背は分からないけどそうとうちっちぇえ

そいつは昨日の試合の時に見た奴。
隣の友達と一生懸命に俺らの試合を見てた

たしかその友達は俺の友達の慶の彼女だっけ
そんな事を考えていたら隣を歩く美音に怒られた

「慶太私達付き合ってるんだよね?
 何で私の話を聞いてくれないの?」
最近俺たちは喧嘩ばっかりだ。

「なぁ美音、
 俺たち最近喧嘩ばっかりだよな」
美音は黙って頷く
「別れよう。」
涙を浮かべながら美音が言う
「うん…でも…友達でいてね…」
「そんなの当たり前だ。」

これで俺らは終わりだ。
美音との思い出が増えることはもう…ない…

俺は一体何をしてるんだろう
付き合っても別れての繰り返し。