天国から君へ〜大好き〜

「ねえ、ライ。」
もう一度、声をかける。
「もう一回、私たち、やり直そう?記憶は消えないけど、私は・・・、私はライに会いたかったよ。ずっと、ずぅーっと・・・。」
涙があふれそうになって、あわててぬぐう。
会いたかった。
この三年間、待ち続けた。
ライにもう一度会える日を。
たとえ短い時間だとしても、2人で過ごせることを。
「だから、さ。私と一緒に・・・、う、一緒にいてください・・・。」
息がつまる。
大粒の涙が、ほおをつたって。
ライのうずくまってる背中に落ちた。
その時。
ライが、顔をあげた。
「あたり、前だろ。」
そんなライの目にも、涙がたまっていた。
「むしろ、俺が頼みたい。まだ、信じられないけど・・・。俺のそばに、いて、ください・・・。」
それから、私たちは色々な話をした。
ライは、私がいなくなってからのこと、両親のことなどを、ぽつりぽつりとかたってくれた。
でも、やっぱり、嘘をつかなきゃいけなかった理由は、教えてくれなかった。
私は、天国でのことを話した。
サクラさんとのこと、天国の仕組みとかルールのこと。
それから・・・、天国宝くじのこと。
「実は、ね。2週間しかいられないの、ここに。それに、ここで過ごしたことは、ライの記憶から、消えちゃうの。」
「・・・そーなんだ。」
その伝えたときのライの顔、忘れられない。
本当に悲しそうな顔をした後、ムリに笑顔をうかべてた。
「じゃあいっぱい、思い出作ろうな。」
「うん。」
「ってか、ご飯めっちゃ冷めてる!早く食わなきゃ!」
無理やり話を変えたの、バレバレすぎ。
でもあえて、つっこまなかった。
うなずいて、2人で小さなテーブルを囲む。