「まあサンキュー、嬉しいわ。 じゃあこれ全部持ってけ、お礼に。」 そう言って渡されたのはやっぱり飴。 全部いちごミルクだし。5本もあるし。 一本の包装を破くと口に放り込んだ。 「先生、ホワイトデー期待してる。」 飴もらったけど催促してみる。 すると先生は目尻にシワが入るくらい 笑って言った。 「アホか。」 2人で笑った。 いちごミルクの飴は恋の味がした。 end.