「春樹〜、なんでドナー登録してたん?」

「俺医者になりたいんよ」

「え!そうなん?初耳や」

「ドナー登録はそんなに簡単なものやないって言われてたけど誰かの役に立ちたくってさ」

「そっか。
春樹はほんますごいわ、尊敬してる」

「俺も明菜のこと尊敬してるで?」

「なんでよ、尊敬されるところなんてひとつもないわ」

「だって俺のこと3年間も待ってくれたし、
毎日病院来てくれてたんやろ?」

「まぁ、それは春樹のこと大好きやからさ」

「もうそういうことさらっと言うなよ〜」

「ふふふっ」