あふれる、想い



「辻?」

「ん?」

「えーと…どれが欲しい?」


不思議そうな顔をしてる

小首を傾げてるけど
すっげー可愛い


「取ってやるよ」

「本当に~?」


「おう」

まぢで嬉しそうに辻は色々見てるから
2人で見て回る


辻が欲しがるのを取って
俺の良い所を見せるぞ


「これが欲しい」


ピンクの水玉の筒型の低反発クッション

枕にもなりそうなまぁまぁ大きいサイズ

でも、この置き方なら楽勝だな


「これで良いの?」


「大きいし重そうだから無理かな?」


「ってか任しとけ」

余裕だし?

500円を入れて狙いを決める

500円だと3回出来る

その3回で絶対に取ってやる

俺はその3回でちゃんと取った


「すっご~い
超すごいんだけど!!」


辻はすっごい可愛い笑顔で喜びながら
興奮してピョンピョン飛び跳ねてる


見てて飽きねーな

「辻がそれだけ喜んでくれるなら
取り甲斐があるよ」