「っつ、いった・・・・・・・・・・!」
急な痛みで目が覚めたのは、日が昇るころ。
時計を見ながら、しばらく痛みに耐える。
まだまだ間隔はバラバラで、痛みも耐えられる程度。
いざ陣痛が始まってみると、思いのほか不安が強くなってきて。
まだ早いとは思いながら、たっくんに電話をかける
「もしもし、直?
どした?なんかあった?」
電話にでたたっくんの優しい声に、不意に涙が出そうになる
「あのね、陣痛、始まったみたい。
まだ間隔もバラバラだし、そんなに痛くもないんだけどね。」
「分かった、すぐに帰るから!」
「まだお仕事あるでしょ?
一人で大丈夫だよ?」
「今当直でいる看護師と医者、全員が早く直のとこに行けって言ってくれてる。
みんな直のこと心配なんだよ。
すぐに帰るから、待ってて。」
バタバタと電話を切ったたっくん
「パパ、来てくれるって。
一緒に頑張ろうね。」
