『もしもし、どうしたんだい、拓海くん?』



『後藤先生、お疲れ様です。

直さんから聞きました。今までのこと。


後藤先生、僕が直さんを幸せにします。

僕たちの交際を、認めていただけますか?』



『その言葉を、ずっと待っていたよ。

直はもう十分苦しんだんだ。

直にも人並みの幸せを教えてやってくれ。
任せたよ、拓海くん。』



『ありがとうございます。

直さん、今僕の部屋で疲れて寝てしまっているんです。
起こすのもかわいそうなので、今夜はこのまま寝かせてあげたいんですが・・・・・。』



『あぁ、拓海くんにまかせるよ。

ありがとう、拓海くん。』







電話をきり、スヤスヤと眠る直の隣に横になる



直を抱きしめ、俺も眠った