保健室に行った時間を四時として病院に着いたのは八時過ぎくらい。
全部の時間を合わせても学校にいる時よりも短いのにもっと経っているような気がしてフワフワした感じが抜けない。
「疲れているところ悪いけど、これから警察署までついてきてもらうわ」
頼成さんが急ぎ足で私達のところまできて立ち止まる。
私と岡本君は揃って頷いて立ち上がり、先を歩き出した頼成さんの後をついて行った。
***
警察署に着いて中に案内されると私は頼成さん、岡本君は他の男性の警察官に連れられて別の部屋に入っていく。
まさか警察署に入ることがあるなんて想像したこともなかったから私は緊張からドキドキと胸を鳴らしながら用意されていたパイプ椅子に座る。
中には私と頼成さん、それに多分記録する人だろう女の人が部屋の端にある机の前に座っていた。
少し前まで笑顔だった頼成さんが真剣な表情で机の向かい側に座り、私はいっそう緊張していく。
「それじゃあ今日起きた事件について聴かせていただきますのでよろしくお願いします」
「よっ、よろしくお願いします……っ」
私は時々声が上擦りながらも頼成さんに今日起きたことをできる限り話していった。

