「掘り出した物なんか置いてあるのか……?」
「普通ならないかもしれない。でも柴田さんは事件にあって亡くなってるから誰かが残してくれてるかもしれないよ」
「そうか……。それなら次はそれっぽい物を探してみるか」
アルバムを戻して私達はあちこちを探し回る。
すると部屋の一番奥の棚にラジカセが置いてあるのに気づいて私はその棚に近づいていく。
扉をスライドさせて開けるとラジカセの隣にあった箱にカセットテープが二つ入っていることに気づいた。
カセットテープのラベルには二つとも柴田良介君の記録をここにと書かれていて、保存用と再生用とかっこ書きで書き分けられていた。
私は見つかったことへの嬉しさと緊張に胸がドキドキしてくる。
ラジカセの裏側の電池のふたを外してみれば中には乾電池が入っていてラッキーと気持ちが高ぶっていく。
急いでカセットテープの一つをラジカセにセットしてスタートボタンを押す。
すると男子生徒の自己紹介らしきものが流れて私は進み具合を再生して確認しながら早送りをしていく。
「何かあった?」
「カセットテープがあったよ! 二個あったから片方を再生してみてるところ」

