「お…にんぎょう…さん…みた…い」



静かに溢れる涙


出た声は既に枯れていた








……柊


本当に死んじゃったんだね








…昨日、何を言おうとしていたの?





聞きたかった言葉。

言いたかった言葉。





ずっと隣にいると思ってた

隣で笑ってくれると思ってた





それは…恋だったのかな?



…そうだとしたら

もう恋なんて出来ないね



柊以外にそんな人、現れっこないもん…




でも泣いてちゃいけない

だって、きっと柊はきっと悲しむ



だから私、笑って生きる









だけど、どうかお願い…





今はただ涙が止まらないの