こんな場所から話したこともないただのクラスメイトをずっと見てるなんて、私にストーカーの気質でもあるのだろうか。



あの甘ったるい小説を真顔で
時折微笑みながら、泣きそうになりながら読む彼から目が離せなかった。




あんなに自分の世界を壊されるのが嫌だったのに、ここは私だけの場所だと思っていたのに、





彼のことを知りたい。






そう思った。