「なに? 亜莉紗には関係ないことでしょ!?」 「関係ないことじゃない!! だって… だって私は… 〝優哉のことが好きだから!〟」 その時だ。 私の後ろに優哉がいた。 「もう いいよ。 自分で渡すから。」 「あっ…っ!」 私はその場から逃げ出してしまった。 「亜莉紗!?」 私は優哉が呼んでたことも無視して夢中で走った。