6月に入った今もこの生活は変わっていない。



周りの男子や女子からは 椿の姫君 と何故か呼ばれている。



なぜ椿なのかそしてなぜ姫君なのかと、疑問はたくさんあったけどその疑問を解くためにダレかに話かける気にもならず謎のまま封印されている。



「そういえば今日は、転校生がクラスに来る日だったけ!?」



雨上がりの朝は清々しく、わたしは思いっきり手を伸ばして気持ちよく学校に向かった。



この朝が、私のこれからの人生を大きく左右するとは知らずに・・・