「はるにぃ ゴメンネ。あの時の約束守れなかった。それじゃあ学校に行ってきます。今日も私は元気に生きます」



私は写真を机の上に置き、お世辞でも元気と言えない表情で学校に向かった。



近所のおばさん達は私の方をチラ見しては



「可哀想にねぇ」



「高1に入りたてなのに親を亡くすなんて」



「あの家やあの子の生活費は親戚の金持ちのおじさんが出しているらしいわよぉ」



など、どこから聞き出したのかが不思議になるぐらい私の噂をしている。



確かにあのおばさん達が話している事が事実だ。