わたしが笑えるようになった夏からもう2年近くたち季節はすっかり卒業式。



そして、わたしたちも今日卒業をむかえる。



わたしはいつも以上に気合をいれて化粧をした。



髪の毛にはストレートアイロンをかけてまっすぐにした。



「美優。そろそろ行くぞ!!」



大翔の声でわたしたちは家を出て、いつもどおり手をつなぎながら登校した。