「美優。起きろって」



う~ん。この声は大翔!?



わたしはゆっくりと目を開ける。



「おはよう。やっと起きたな!!
ホラ早く準備しなくちゃ卒業式に間に合わないぜ」



笑顔でそう挨拶してくれる大翔にわたしも笑顔でおはようと言った。