幼馴染みは一番辛い。

「俺は…」








「俺は柑菜が好きです。」









律の声が響いた。







「小さい頃から、好きなんだ。いつも笑顔で俺のそばにいてくれた柑菜のことが。」






「嘘…。私聞いちゃったもん。律は私のことを恋愛対象には見てない。」







「それは…、柑菜がいるって気づいてた。だから、関係を壊したくなかった。だけど、昨日あったら柑菜は俺に一線を引いてた。」







「それは…」






「だから、嫌われたんだろうなって思った。だけど、気持ち伝えようと思って指輪渡したんだ。そしたら覚えてなくて。終わったって思ったよ。」









律は…いつもずるい。






私の上手をいつも。







「私だって、ずっとずっと前から律のこと好きだもん…。いい幼馴染みでいようって思ってた。」







「じゃあこれからは幼馴染みじゃなくて彼女だな。 」






「別れたら幼馴染みでさえいられなくなるのかな?」







「別れたりしねーよ。」






そう言ってわたしの頭を小突く律は、
とても嬉しそうで、
私まで笑ってしまった。



綺麗な夕日だった。