「律!どうしたの?」








「柑菜、え、連絡見なかった?」







「連絡?」







携帯を見ると、メールで
会いにいくと書いてあった。







「律家遠いんじゃ…」







「んー、こっから4駅くらい?」







「そうなの?」







でも、どうして会いに来たんだろう。







「どうかした?」







「え、ううん!何もないよ?」







「柑菜俺が昨日指輪渡した理由わかった?」






「…ごめん、わからない。」







「だよな。そうだと思った。」







「あの、ごめんね?」







「大丈夫だよ。覚えてなくても仕方ないもんな。柑菜のこと好きそうなやつもいたし、幸せになれるよ、柑菜は。」






「律?どうしてそんなこというの?」







「柑菜、今からちょっと話せる?」







そう言って律は私を公園に連れてきた。