幼馴染みは一番辛い。

「京弥危ないって!」








「俺に不可能なんてないんだよ!」





8歳の京弥はそんなことを言って、
墓地に一人で肝試しに行くと聞かなかった。





「京弥お願いだからやめてよ〜。」





「ほら、結依ちゃん泣いてるじゃない。京弥。」






「柑菜は黙ってて!」






「京弥、そんなに行きたいなら一人で行け。俺らはついてかないからな。」






「行けるもん、一人で!」






そう言って、一人で行っちゃったんだよね。





だけど、私達はそのあとをつけていってたの。






「…こ、怖いよ〜。」







「ねぇ、律。京弥怖がってるし、もうそろそろ…」





「まだダメ。怖がらせないと。」






「か、柑菜〜…。怖いよー!」





「柑菜、行ってあげて。」






そう言って律は私を京弥の元に行かせたんだっけ。





「京弥、大丈夫?」





「柑菜…?うわーん!!」






そうやって京弥は泣き続けた。







「それから京弥は行動を自重するようになりましたとさ。」






「そんなことねーよ?」






「京弥、心配かけないで。」






「柑菜…。仕方ねーな。」






「京弥ってシスコンだよな。」






そんなことを話してたらママたちが帰ってきた。





「あらあら、四人で話してたの?」





「律、結依、明日は予定があるから帰らなくちゃいけないの。」





「もうそんな時間なんだね。楽しかったよ!柑菜ちゃん、京弥。」






「私も楽しかったよ〜。」





「俺も。」





そして、玄関まで見送る。





「また会いましょうね、黒野さん。」





「はい、ぜひ!じゃあね、柑菜ちゃん、京弥くん。」





「気をつけて帰ってくださいね。またね、結依ちゃん、律。」






そして、ばいばしたあと、部屋に行くと携帯が光っていて、着信が来ていた。






「はい?」





「あ、俺。律だけど。ちょっと今外出れる?」





「へ?うん。」





なんで律が番号知ってるのかもわからなかったし、なんで呼んでるのかもわからなかった。