幼馴染みは一番辛い。

「あ、りっくんも久しぶりー!」








「京弥相変わらずテンション高いな。」







「いつもこんな感じ!な、柑菜。」







「え?あ、そーだね。久しぶりー、律。」








「久しぶり、柑菜。」








律は相変わらずあんまり口数は多いほうじゃないけど、雰囲気も変わってない。




身長は伸びたみたいだけど。








「柑菜ー、ジュース足りなかったのー、ちょっと買いに行ってきてー。」







「柑菜だけじゃ心配だから、京弥か律くん連れていってね!」








「えー、俺結依と遊んでんだけどー。」








「いいよ、私一人で行くよ。」








「一人だと荷物多くなったとき大変だろ。俺が行くよ。」







「え、でも、律ゆっくりしてていいよ?」








「それにマイペースな柑菜に任せたらジュースいつくるかわかんねーし。さ、いくぞ。」









律には私が遅く帰ってくることわかってたのかな?



それとも覚えてたのかな?







あれは私たちがまだ小学生で、京弥と結依ちゃんは幼稚園の時の話。